村上 未来

Miki Murakami

 地下鉄にカメラを持ち込み、構内の群集や社内の人々を撮った作品。
ホームに溢れるように流れていく人の群れ、首から下を見るとなんだか同じような二人、車内で騒ぐ人、眠る人、無防備に化粧をする人、などさまざまな人がそれぞれの目的で集まりそれぞれの時間を過ごしいる。
カメラを通してみていると、自分だけが客観的に見ているかのような錯覚に陥るが、最後にガラスに写った自分の姿を見て、自分もその群れなかの一人なのだと改めて気がついた。(記 奥勝浩)


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